2004-03-25 第159回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
もはや、かつてのインフレでルーブル紙幣が紙と化したとか、パンや肉を求める人々の行列や、倒産した銀行の前で途方に暮れる人々の姿を映し出した一九九八年の金融危機を伝える衝撃のニュース映像は、今や名実ともに過去のものになったと、そのように言えると考えております。
もはや、かつてのインフレでルーブル紙幣が紙と化したとか、パンや肉を求める人々の行列や、倒産した銀行の前で途方に暮れる人々の姿を映し出した一九九八年の金融危機を伝える衝撃のニュース映像は、今や名実ともに過去のものになったと、そのように言えると考えております。
もうそれはひどいもので、お金を見ればその国の勢いがわかるといいますけれども、本当に今のルーブル紙幣みたいですね。それから、これ見てください、十円札、いいときのは番号も全部組番号まで入っているのですが、さあ戦争が済むころになると番号もなくなってしまうのです。それで、証紙が張られた。これはソビエトでは貨幣の切り下げができなかったんですね。みんな床下貯金をやっていたんです。
それからルーブル紙幣の取扱が、一般の他の紙幣の交換と違つて、最近は禁止されておるというような話を聞いて來たのでありますが、大藏当局の方に伺つて見ますと、これはまだ禁じたということはないというお話なんです。この点も一つ十分に調査して頂いて、尚帰る者は皆前と違いまして、労働賃金を拂つておるようでありますから、この点できるだけ交換のできるような措置をとつて頂くように大藏当局に熱望したいのです。
それらを実際においては大部分ソヴイエット在留中に消費しておりまして、殆ど蓄積しておる者はないと思われますが、若し仮にナホトカとか、眞岡からルーブル紙幣を持つて参りました場合はソ連官憲が取上げるということにソ連側はしとおります。御参考までにそれだけ申上げて置きます。